サイト名とは、Webサイト全体につけられた名前のことです。「株式会社オールスタンダード」、「Amazon」、「価格.com」のように、そのサイト自体を指す呼び名を指します。ページごとに付けるページ名やページタイトルとは別のものです。Webでサービスを検索するときのワードと考えるとわかりやすいでしょう。
当記事では、サイト名がどこに表示されるのか、サイト名とページ名の違い、他社サイトのサイト名を調べる方法、自分のサイトのサイト名を変更する方法、そして検索結果に希望の名前を出すための設定までをまとめています。これからサイト名を決める方に向けた付け方のポイントも後半で解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
サイト名とは
サイト名とは、Webサイト1つに対して1つだけ与えられる、そのサイト全体の名前です。サイトタイトル、サイトのタイトル、ウェブサイト名、ホームページ名と呼ばれることもありますが、いずれも同じものを指しています。

サイト名は、ホームページの看板にあたるものです。看板がないと、サイトを知ってもらうことができず2回目以降の訪問が難しくなります。サイト名には、サイトの名前と、そのサイトがどのようなジャンルやサービスを扱っているのかが分かる言葉を入れるケースが多いです。弊社の例(画像参照)では、株式会社オールスタンダードという会社名で、横浜でホームページ制作とSEO対策を行っている企業であることが伝わります。
サイト名は後から変更することもできますが、できれば早い段階で固定させるのがおすすめです。ドメインをまだ取得していない方は、サイト名に合わせて取得するとスムーズに進みます。ドメインの決め方とあわせて考えてみてください。
サイト名はどこにある?5つの表示場所
サイト名を調べたい場面として多いのは、レポートや論文の参考文献にWebページを載せるときと、アフィリエイトの登録やサービスの申し込みで「サイト名」欄の入力を求められたときです。いずれの場合も、次の5か所のどれかを見れば分かります。PCから行うのが楽です。
1. ブラウザのタブ
もっとも手軽なのがブラウザのタブです。ページを開いた状態で、画面上部のタブに表示されている文字がそれにあたります。多くのサイトでは「ページのタイトル|サイト名」の形式になっているため、縦棒やハイフンより後ろの部分がサイト名です。タブは幅が狭く途中で切れることがあるので、タブにマウスを乗せて全文を表示させると確実です。
2. Google検索結果の上部
検索結果では、青いリンク文字(ページタイトル)の上に、サイトのアイコンと並んでサイト名が表示されます。ここに出ている名前が、Googleの認識しているサイト名です。なお、この名前はサイト運営者が指定したとおりになるとは限らず、Googleが自動的に判断して表示しています。
3. AI検索(AI Overview)の引用元
ChatGPTやGoogleのAI検索が回答の根拠として出典を示すとき、そこにもサイト名が使われます。AI経由でサイトが見つけられる機会が増えている今、サイト名が正しく認識されているかは以前より重要になっています。
4. サイト内のヘッダー・ロゴ
サイトを開いたとき、画面のいちばん上に表示されているロゴや文字がサイト名です。ロゴが画像になっている場合は、そのロゴをクリックするとトップページに戻るのが一般的です。
5. ソースコード(titleタグ)
確実に調べたい場合はソースコードを見ます。ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」を選び、Ctrl+Fから<title>で囲まれた部分を探してください。ここに書かれている文字列が、ブラウザのタブに出ているものと同じです。
サイト名をコピーしたいとき
ブラウザのタブに出ている文字は、そのままではコピーできません。文字として取り出したい場合は、次のどちらかの方法を使います。
- ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」を選び、
<title>タグの中身を範囲選択してコピーする - Googleでそのサイトを検索し、検索結果の上部に表示されているサイト名をコピーする
手入力すると誤字が混ざりやすいので、正式名称が必要な場面ではコピーしたほうが確実です。株式会社の位置(前株か後株か)や、英数字の全角・半角も原文どおりに揃えられます。
レポート・参考文献にサイト名を書く場合
Webページを参考文献として引用するとき、多くの書式ではサイト名(サイト全体の名前)とページタイトル(そのページの見出し)の両方を書きます。どちらか一方だけでは、読み手が出典にたどり着けないためです。
一般的な書き方は次の形です。*スマホ閲覧時横スクロールできます。
著者名または運営者名.「ページタイトル」. サイト名. URL,(参照 2026-08-24).
ブラウザのタブに出ている「ページタイトル|サイト名」を、区切り文字の前後で分ければそのまま当てはめられます。前がページタイトル、後ろがサイト名です。
- 著者名・運営者名が必要な場合は、記事の署名欄、ページ下部のフッター、「運営者情報」、「会社概要」のページを確認してください
- 参照日(アクセス日)は、あなたがそのページを見た日付を書きます。Webページは更新されるため、いつ時点の内容かを示すために必要です
- 公開日・更新日が記事に書かれている場合は、それも併記すると精度が上がります
なお、書式は学校や学会によって細かく異なります。指定された書式がある場合は、そちらを優先してください。ここで大事なのは、サイト名とページタイトルは別物で、両方を控えておく必要があるという点です。
サイト名・ページ名・ページタイトルの違い
この3つは混同されやすいのですが、指しているものが違います。フォームに入力するときや参考文献に書くときに迷いやすいので、整理しておきましょう。
| サイト名 | ページ名/ページタイトル | |
|---|---|---|
| 指すもの | サイト全体の名前 | その1ページの見出し |
| 数 | サイトに1つ | ページの数だけ存在する |
| 例 | 株式会社オールスタンダード | サイト名とは?どこにあるかの確認方法 |
| 変わるタイミング | 基本的に変えない | ページを作るたびに設定する |
| 検索結果での位置 | リンクの上(アイコンの横) | 青いリンク文字そのもの |
| ブラウザのタブでの位置 | 「|」より後ろ | 「|」より前 |
なお「ページ名」と「ページタイトル」は、日常的にはほぼ同じ意味で使われます。厳密にはページタイトルが<title>タグに書かれた文字列を指し、ページ名はそれを含むもう少し広い呼び方です。フォームなどで両者の区別を求められることはまずないので、同じものと考えて差し支えありません。
「サイト名」を聞かれている場面で、個別のページタイトルを答えてしまうケースがよくあります。迷ったらトップページを開いて、そこに出ている名前を書いてください。ページごとのタイトルの付け方については記事タイトル&meta descriptionの付け方まとめで解説しています。
他社サイトのサイト名を調べる方法
競合調査や取引先の情報整理で、他社サイトのサイト名を正確に知りたいことがあります。手順は次のとおりです。
- 対象のサイトのトップページを開く
- ブラウザのタブに表示される文字を確認する
- 「|」「-」「–」などの区切り文字より後ろの部分がサイト名であることが多い
- 判断に迷う場合は、Googleで
site:ドメイン名と検索し、検索結果の上部に表示される名前を見る
4番目の方法がもっとも確実です。Googleが公式に認識しているサイト名が、そのまま表示されるためです。
自分のサイトのサイト名を設定・変更する方法
WordPressの場合
管理画面の「設定」から「一般」を開き、「サイトのタイトル」欄を書き換えて保存します。これだけでブラウザのタブとサイト内のヘッダーに反映されます。ただし、これは自分のサイト側の表示が変わるだけで、Google検索結果に出る名前がすぐに変わるわけではありません。
Googleに希望のサイト名を伝える
検索結果に表示されるサイト名は、Googleがトップページの内容や外部からの参照をもとに自動生成しています。希望する名前を伝えるには、トップページにWebSite構造化データを設置するのがもっとも効果があるとGoogleは説明しています。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"name": "オールスタンダード",
"alternateName": ["株式会社オールスタンダード", "all-standard.co.jp"],
"url": "https://all-standard.co.jp/"
}
</script>
設置する際は次の点に注意してください。
- 置く場所はトップページだけでかまいません。全ページに入れる必要はありません
- ドメインまたはサブドメイン単位でのみ有効です。
example.com/newsのようなサブディレクトリに個別のサイト名を設定することはできません - 「地域で一番の○○」のような一般的な名称は採用されにくくなります。短く、一般に認知されている名前を指定してください
- 第1希望が採用されなかった場合に備えて、
alternateNameに略称やドメイン名を並べておくと、Googleがそれを候補として検討します - トップページ内の他の箇所(ロゴ、titleタグ、og:site_name)でも同じ名前を使い、表記を揃えてください
反映されるまでの期間
構造化データを設置しても、Googleが再クロールして処理するまでには数日から数週間かかります。急ぐ場合は、Search Consoleの「URL検査」からインデックス登録をリクエストしてください。なお、自動生成されたサイト名を手動で直接変更する方法は用意されていません。
出典:Google 検索に対してサイト名を指定する(Google検索セントラル)
サイトタイトルの付け方4つのポイント
ここからは、これからサイト名を決める方に向けて、サイトタイトルを付けるときのポイントをまとめます。キーワードを意味もなく並べるだけはNGです。「大阪 横浜 渋谷 新宿 ホームページ制作 SEO対策 株式会社オールスタンダード」といった、過度にSEOを狙ったタイトルが該当します。ペナルティになる可能性は低いものの、ユーザーからすると分かりづらく、CTR(クリックスルーレート)が下がってしまうことに繋がります。
固有名詞を入れる
必ず固有名詞を入れましょう。コーポレートサイトなら会社名が固有名詞となります。ブログやアフィリエイトサイトを作る際にも、オリジナルのサイト名を考えましょう。間違っても「○○サプリおすすめランキング」といった文言だけを入れてはいけません。このようなサイト名だと、他にも似たようなサイトがあり目立たなくなってしまいます。指名検索されないこともデメリットです。
サイトタイトルでの究極の目標は、「Amazon」、「価格コム」、「じゃらん」、「ホットペッパー」のようにサイト名で直接検索されることですね。だからこそ固有名詞を入れることが大切なのです。会社名・サービス名・病院名なども同様です。
キーワードを含める
サイトのタイトルにはキーワードを含めましょう。固有名詞と合わせて、SEOでターゲットとなるキーワードのことです。弊社のケースだと「ホームページ制作 横浜」がキーワードとなります。指名検索が浸透するまでは、一般名詞であるキーワードでの上位表示が必須です。できる限り左側にキーワードを入れて、固有名詞を右側に入れると良いでしょう。
ただし、最近はGoogleのアルゴリズムが進化したため、キーワードを無理に詰め込まなくても上がります。つまり「株式会社オールスタンダード」というタイトルだけでも問題ないということです。それほど認知されていない段階では、どのようなサービスを提供しているのかが分かるほうがユーザーにとって親切でしょう。
記号を入れる際は慎重に
サイトタイトルに記号を入れようと考えている方は注意しましょう。「!」「☆」「|」「@」などのことです。これらはキーワードを切るものと認識されることがあります。例えば「横浜で人気!おすすめのホームページ制作 | 株式会社オールスタンダード」とした場合を考えてみます。
この場合、「横浜で人気」と「おすすめのホームページ制作」が異なるキーワードと認識され、「横浜」と「ホームページ制作」での上位表示に影響を与える可能性があります。なお、ホームページ制作と株式会社オールスタンダードの部分は切れてしまっても問題ありません。記号を使用される際は、この点を意識してくださいね。
25文字〜35文字程度にする
サイトタイトルは、長くても35文字程度に収まるようにしましょう。あまり長くし過ぎると、検索された際にタイトルが途中で切れてしまい見栄えが良くありません。英語であればもう少し文字数が増えても問題ないですね。また、短すぎるのももったいないので、固有名詞+キーワードで30文字前後を目指します。あまり難しく考えたくないなら、サービス名や会社名だけのシンプルなサイト名にするのがおすすめです。
サイトタイトルとmeta description
サイトタイトルと合わせて、meta description(メタディスクリプション)についても考えましょう。meta descriptionとは、そのページの説明をする文章のことです。検索をしたときに、タイトルの下に表示されます。別名スニペットと呼ばれることもあります。
meta descriptionでは、タイトルをより詳しく説明することを意識します。文字数は120文字前後が目安です。長すぎると検索結果にすべて表示されませんし、短すぎると十分な情報をユーザーに伝えることができません。meta descriptionは、入力しなくても本文から自動的に抜粋されます。しかし、適切な文章が表示されるとは限りませんので、必ず自身で入力するようにしましょう。
なお、meta descriptionにキーワードを詰め込む必要はありません。Googleは、meta descriptionが検索順位に直接影響しないと明言しています。キーワードを並べるとユーザーにとって読みづらくなるだけなので、ページの中身が伝わるシンプルな文章にするのが好ましいです。
まとめ
当記事では、サイト名とは何か、どこで確認できるのか、ページ名やページタイトルとの違い、そして設定・変更の方法について解説しました。
- サイト名はサイト全体に1つ。ページタイトルはページごとに1つ
- 確認するならブラウザのタブ、検索結果の上部、サイトのヘッダーを見る
- 検索結果に出る名前を指定したいなら、トップページにWebSite構造化データを設置する
- これから決めるなら、固有名詞+キーワードで30文字前後を目安にする
サイト名はホームページの看板です。手を抜かず、時間を掛けて考えることを推奨します。どのようなサイト名やmeta descriptionが書かれていたらユーザーはクリックしてくれるか、という視点で考えてみてください。
株式会社オールスタンダード 