当ページでは、評判の「Wordpress(ワードプレス)」の使い方や特徴を初心者の方にもわかりやすく解説しています。なんとなくWordpressという言葉を聞いたことがあるけど、具体的には何のことなのか、どうやって使うのかがわからないという方が対象です。基本となることさえ理解しておけばスムーズに使えるようになると思います。
Wordpress(ワードプレス)はこんな方におすすめ!
- デザインを重視したホームページ制作を行いたい方
- 将来的に様々な機能を追加したいと考えている方
- 勉強しながらホームページ制作を行いたいという意欲のある方
Wordpress(ワードプレス)の概要
Wordpress(ワードプレス)とは
Wordpressは、CMS(コンテンツマネージメントシステム)の一つです。2003年5月にリリースされ簡単に言うと誰でも気軽にホームページやブログを作成するためのシステムです。オープンソフトウェアのため基本的には無料で利用することができます。サーバー上にWordpressというシステムをインストールすればホームページやブログが簡単に作れるというわけです。
通常は格安レンタルサーバーの管理画面からワンクリックでインストールすることができます。簡単にインストールする方法については、下記に詳しくまとめています。もし、サーバー側にWordpressインストールのメニューがない場合は手動で設置する必要があります。機会があれば別の機会に記事にします。
当ページでは、XSERVERでWordpressをインストールする方法について解説しています。取得したドメインをXSERVERに追加してから行いましょう。XSEVERでは簡単インストールというメニューがあり初心者の方でも …
Wordpress(ワードプレス)のシェア率
サービス | 2016年7月 | 2017年7月 | 2018年7月 | 2019年7月 |
---|---|---|---|---|
その他 | 55.6% | 52.2% | 48.0% | 43.9% |
WordPress | 26.4% | 28.3% | 31.1% | 34.1% |
Wix | 0.2% | 0.3% | 0.8% | 1.1% |
Weebly | 0.2% | 0.2% | 0.3% | 0.4% |
Jimdo | 0.1% | 0.1% | 0.2% | 0.2% |
データ参照元:https://w3techs.com/
上記は世界中のホームページを調査した結果をまとめています。その他はオリジナルのCMSやHTMLサイトということです。やはりWordpressはシェアが大きいですね。2016年7月時点で26.4%だったものが3年後の2019年7月には34.1%まで伸びています。Wixなどが世界的に使用されるようになったといっても全体的なシェアで言うとわずかです。なお、日本語のサイトに限定すればもう少しWordpress、Wixなどの数値が伸びるかもしれません。
Wordpressを使っている大手企業/施設一覧
実は大手企業でもWordpressを採用しています。デザインや機能の自由度がわかると思います。なお、いずれのサイトもそれなりの費用が掛かっていて数百万円単位は必要でしょう。簡単に作成できるものではありません。
Wordpress(ワードプレス)の特徴&選ぶ理由
無料で利用することができる
無料で利用できるというのが多くの人に選ばれる第一の要因だと思います。多くのCMSが存在していますが、有料のものも多く無料で利用できるのは貴重です。無料だからこそ世界中でユーザー数が多くなって、同志や企業がより品質の高いテンプレートが作ったり、プラグインを作ったりと良い方向に繋がっていると言えます。無料で品質が高いとなると選ばれない理由がありません。
比較的簡単にホームページを作成できる
Wordpressは比較的簡単にホームページを作成することができます。その要因の一つとして国内でのシェアが多く主要格安レンタルサーバーを利用していればワンクリックでWordpressをインストールできるツールが用意されていることが挙げられます。ドメイン取得後サーバー契約まで行うことができれば導入自体のハードルは低いです。
ただし、無料ホームページ制作プラットフォームや無料ブログサービスに比べるとやや難易度は高いかもしれません。初心者の方が苦労せずホームページを作ることができるというわけではありません。慣れるまで色々と触ってみると良いでしょう。
SEO対策を行いやすいCMSとなっている
Wordpressは、SEO対策を行いやすく中長期的に見ると安定しやすいです。サイトタイトルの設定やMeta Descriptionの設定はもちろん各ページごとにタイトル及びdescriptionを設定することができます。
また、パーマリンクも用意に変更できますしSEO対策に必要な機能が全て揃っています。SEO関連のプラグインも充実しているのも特徴です。.htaccessの編集も用意でリダイレクト処理なども行えます。
Wordpressに熟知した制作業者やエンジニアが多く頼りやすい
Wordpressは世界中でシェアの多いCMSです。そういう理由もあってWordpressについての知識を豊富に持つ制作業者やエンジニアが多いです。カスタマイズをしたい、デザインを変えたいという要望にも応えやすい環境があります。また、インターネット上で様々な情報を手に入れることができます。ご自身で作業をして躓いても解決策を入手しやすいと思います。
テンプレートが豊富でかつクオリティが高い
Wordpressはテンプレートを活用することで気軽に高品質なホームページを作成することができます。無料でも高品質なものが多くある一方で、有料のテンプレートも人気があります。サポートが充実しているものもあり不具合が起きても対応してもらいやすいです。
初心者の方は無料で有名なテンプレートか有料のテンプレートを利用すると使いやすいと思います。テンプレートに沿ってホームページを作成すればカスタマイズをしなくても見た目的にもSEO的にも優れたサイトに仕上げることが可能です。
プラグインが豊富で機能の追加を行いやすい
Wordprssにはプラグインと呼ばれるアドオンが用意されていて必要な機能を簡単に利用することができます。これは他のCMSやホームページ制作プラットフォームにはない強みとなっています。バックアップを取ったり、SEO対策ツールを入れたり、テーブル作成を簡単に行えたりと様々です。別記事でおすすめのプラグインを紹介するつもりです。
Wordpress(ワードプレス)のデメリット
セキュリティ対策を行わないと攻撃されやすい
世界中で利用者が多いということはハッカーのターゲットになりやすいということに繋がります。サイトをハッキングされる可能性も0ではありません。また、スパムコメントが多いというデメリットもあります。ただし、いずれの場合もサーバー会社によっては海外IPをブロックしたり、ログインを複数回実行するとアクセス制限をしたりと対策が行われています。自身でできる対策としては、ログイン情報を強固なものにしておく、「wp-admin」以外でログインページを作成する、Wordpressのバージョン/PHPのバージョンを常に最新のものにしておくなどが挙げられます。
サイトが重くなりがち
Wordpressも万全ではありません。Wordpressは、PHP+MySQLによって構成されているシステムです。この場合HTMLのみで作成するホームページに比べてサイトが重くなってしまうことがあります。理由は簡単でHTMLの場合はユーザー→HTMLとなりますが、Wordpressの場合はユーザー→PHP⇔サーバー(MySQL)となります。PHPとサーバーのやり取りが必要な分アクセスが増えると重くなってしまうのです。
対策としては、キャッシュ系プラグインの使用、不要なプラグインを削除、高性能サーバーの使用などが考えられます。サイトが重くなるとユーザーが不満に感じてすぐに離脱してしまう可能性があります。サイトはできる限り高速な方が好ましいと言えます。
PHPの知識がないと細かいカスタマイズができない
プラグインにない機能を追加する場合PHPの知識が必要となります。プログラミングの知識がない方にとってハードルは高いです。それでもWordpressは国内シェアも大きくスキルのあるホームページ制作業者やエンジニアも多く彼らに任せるのも一つの手だと思います。
デザイン面ではHTML/CSSの知識がある方が好ましい
機能ではなくデザインの場合はHTML/CSSの知識が必要です。上記のPHPに比べるとやや学習しやすいですが、いきなり作業を行うのは難しいと思います。PHPと同様にホームページ制作業者やWEBデザイナーの方に依頼すると良いですね。
アップデートで仕様が変わることがある
Wordpressはセキュリティ面や機能面を改善するために頻繁にアップデートが行われます。基本的にはそれほど大きな変更はありませんが、稀に大きなアップデートが行われることになります。最近だとWordPressが5.0にアップデートされた時にエディターが「Gutenberg」に変更されかなり使い勝手が変わりました。
以前のエディターを使っていた方にとっては違和感があり話題になりました。なお、以前のエディターに戻せるプラグインも登場したぐらいです。このように大きなアップデートが行われると新しい環境に慣れるのに時間が掛かってしまうかもしれません。
自由度が高く初心者にとっては悩ましい
Wordpressのメリットとしては自由度が高く大抵のことは実現可能です。しかし、あまりWordpressに慣れていない方だと何をしていいかわからないという事態に陥ってしまうかもしれません。まずは、基本的なことのみをカバーすると良いですね。機能を考えずにコンテンツを増やすことに注力してみましょう。アクセスが増えてある程度形になってからでも遅くはありません。初めからあれもこれもと考えると先に進めなくなってしまう可能性があります。
Wordpress(ワードプレス)の使い方
Wordpressのインストールを行う
格安レンタルサーバーでWordpressのインストールを行いましょう。基本的にはサイトURL、ブログ名などを入力すればワンクリックでインスールしてくれます。公式サイトからWordpressをダウンロードして手動でインストールすることも可能です。
テンプレートを選択する
Wordpressのインストールが完了したらテンプレートを選択しましょう。テーマから無料のデザインをインストールすることができます。
基本的な設定を行う
サイトのタイトル、キャッチフレーズ(meta description)などの基本的な情報を入力しましょう。
必要なプラグインをインストールする
必要な機能が決まっているのであればプラグインをインストールしておきましょう。いつでもプラグインをインストールすることができます。
コンテンツを投入する
準備が整ったらコンテンツを入れていきましょう。固定ページを増やしたり、投稿を増やしたりしていくと良いですね。コンテンツがないとユーザーは集まりませんので、積極的に増やす必要があります。
Wordpress(ワードプレス)で役立つ用語集
- ダッシュボード
- 投稿
- 固定ページ
- コメント
- 外観
- ユーザー
- 設定
ダッシュボードではサイト全体の状態を把握することができます。テンプレートの更新情報、PHPの更新情報、Wordpress関連のイベントやニュース情報を確認できます。
投稿では主にフロー系の記事を投入します。日々のブログなどに最適です。カテゴリーやタグを設定することもできます。正しいサイト設計においてカテゴリーは重要な要素です。
固定ページでは基本的に内容が変わらないものに最適です。サービス紹介、代表者挨拶、事務所詳細などが当てはまります。
コメントではサイト上のコンテントを管理できます。返信をしたり、削除をしたりできます。コメント自体を停止することも可能です。
外観ではテーマを変えたり、ウィジェット・メニューの作成を行ったりできます。また、テーマエディタからファイルを直接編集することも可能です。
ユーザーでは、記事を執筆するユーザー情報の管理を行えます。表示させる名前(ニックネーム)や画像などを設定することが可能です。
設定ではサイトタイトル、キャッチフレーズ(meta description)、メールアドレスなどの設定を行えます。その他投稿設定、表示設定、パーマリンクの設定などにも対応可能です。
Wordpress(ワードプレス)のサービスまとめ
サービス名 | Wordpress(ワードプレス) |
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運営企業 | WordPress Foundation |
サービス開始年 | 2003年 |
料金プラン | 無料 |
備考 | 世界中でシェアが多い人気のCMS |