当記事では、リンクビルディングの考え方について解説しています。外部SEO対策の基本と言える施策です。サイト設計をする上で、このリンクビルディングの考え方も取り入れることができるのが理想ですね。リンクビルディングという言葉自体を知らない方も多いと思います。ここでは定義から実際の戦略までカバーしています。
リンクビルディングとは、他のサイトからリンクを獲得するための戦略のことです。一言で言えば「どのようなサイト運営あるいはコンテンツ提供をすれば自サイトを紹介してもらえるのか」を戦略的に考えてサイト運用をすることです。内部リンクはサイト内の他のページに貼るリンクですが、リンクビルディングでは外部からのリンクを獲得する方法を考えるという点で根本的に異なるものです。
Googleはコンテンツだけでサイトを評価できない
どうしてコンテンツの充実だけではダメなのか?どうしてリンクビルディングを考える必要があるのか?その理由は簡単でGoogleが、コンテンツ+リンクの数/質で評価する方がコンテンツだけで判断するよりもユーザーにとって良いと考えたからです。さすがのGoogleでもコンテンツだけではなかなか検索順位を決めるのは難しいのでしょう。実は、今よりもリンクの数/質が重視されている時代がありました。しかし、今はGoogleのアルゴリズムも進化してコンテンツの質も測れるようになっています。
少しわかりにくかったでしょうか。リアルな世界で考えるとイメージしやすいかもしれません。例えば、リアル世界では人・会社・メディアなどが様々なサービスや商品を紹介するためのリンクのような働きをします。サービスや商品が良いだけではなかなか評価されないですし知られることもないですよね。多くの人が勧めれば勧めるほど、その商品やサービスの知名度が上がります。
これがそのままオンラインにも当てはまります。サイトを立ち上げたばかりの頃は誰にも知られず話題になることもありません。どんなに良いコンテンツを提供してもなかなか日の目を見ない日々が続きます。しかし、少しづつブログやSNSなどで紹介してリンクが貼られるとより多くの人に見られるようになります。結果的に検索順位が上がるというわけですね。
コンテンツの充実はリンクビルディングの前提条件
リンクが大切なことはわかっていただけたと思います。しかし、とにかくリンクを貼られるようになれば良いと考えるのは早計です。そもそもしっかりとしたコンテンツがなければリンクを貼られることはありません。
サイトを運営する上で質の高いコンテンツを投入することは必須です。良いコンテンツがあるからこそ徐々に広まっていくのです。つまり、リンクビルディングを考えるなら戦略的にコンテンツから企画していく必要があるということです。
リンクビルディングの戦略まとめ【2019年】
コンテンツを企画する
コンテンツの企画が最もオーソドックスなリンクビルディング戦略となります。どのようなコンテンツであれば被リンクを獲得しやすいのかを分析すると良いですね。競合のサイトあるいは似た業界のサイトを分析すると良いでしょう。業界によってはリンクを獲得しやすいコンテンツは異なるのが普通です。今はツールを活用すれば他サイトのリンクをある程度分析することが可能です。また、ソーシャルメディアも気軽にチェックできると思います。
これらの分析を踏まえてコンテンツを企画していきましょう。リンクを獲得しやすいコンテンツの例としては、「○○とは」といった情報コンテンツが挙げられます。また、最新ニュースも要チェックです。士業の方が法律の改正について初心者の方にもわかりやすく解説するとリンクを獲得しやすくなります。
ブルーオーシャンは成熟した業界よりもリンクを獲得しやすいと考えられます。これは情報を提供しているサイトの絶対数が少ないからです。一方、コンプレックス商材はリンクを獲得しにくいです。これはユーザー心理を考えると当然ですね。そのような特性を踏まえた上で最適なコンテンツを提供します。ただ闇雲に記事を書けばいいというわけではなく、しっかりと考えて行動していくことがリンク獲得の近道となります。
サイトの翻訳で外国人にも訴求する
日本らしい商品やサービスを提供しているのであれば英語版や中国語版のサイトを用意するのも効果的です。日本について興味を持っている外国のユーザーからリンクを獲得しやすくなります。ブルーオーシャンを攻める具体例と考えることもできますね。
例えば、少し前に秋葉原のメイドカフェを運営している方が英語版や中国版のサイトを作成すれば現地で多くのリンクを獲得ができる可能性が高かったと思います。今はすでにいくつかのサイトが複数の言語に対応していますね。
他のサイトやブログの運営者に連絡をする
他のサイトやブログの運営者に連絡をして自サイトを紹介してもらえないかと打診するのも良いですね。同じ業界や似た業界のサイトやブログであればいいですね。打診方法としては、自社ですでに詳しく書いているコンテンツと相性の良い記事を探して引用元としてリンクを張って欲しい旨を伝えると良いでしょう。
特に自社のコンテンツに自信があるのであれば効果的な方法だと言えます。もし、対象のコンテンツ自体に価値があると思えば相互リンクを貼るというのも良いでしょう。ただし、お金を支払うなど対価を与えるのはGoogleの規約違反です。
SNSを活用する
SNS運用を考えるのも一つの手ですね。Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアを活用しましょう。業界ごとに相性の良いSNSは異なります。どのSNSと相性が良いのか競合と比較しながら検討しましょう。その上でどのようなコンテンツならSNSで高評価となるのかを考えることが大切です。
SNSに貼られるリンクは基本的に「no follow」となります。つまり、厳密に言うとリンクジュース(ドメインの力)を流すことはできません。それでも一定の評価は得られますし、多くの人に知られるという意味では重要な施策だと考えます。
オウンドメディアでリンクを送る
最もてっとり早くリンクを獲得する方法としては自社ブログを作成してリンクを送るという方法ですね。いわゆるオウンドメディアの作成です。大手企業も続々と参入している分野となっています。自身でコントロールができるため活用している企業は多いですね。
例えば、WEBサービスやアプリ、WEBシステムの開発をしている企業であればエンジニアブログとして日々の業務をブログに書くのは良いでしょう。開発に役立つ情報を書いてあげると良いですね。リンクを送ることができる上に、エンジニアブログからも集客ができますので一石二鳥です。
当記事のまとめ
当記事では、リンクビルディングの考え方やどうしてSEO対策としてリンクビルディングが重要なのかについて解説しました。慣れていない方にとっては、リンクビルディング自体やや難しいかもしれません。しかし、コンテンツだけでは評価されにくいことは間違いないので、しっかりと考えていく必要があります。
どのようなコンテンツならリンクを獲得しやすいのか、どのようにリンクを獲得していくのかといったことを戦略的に考えましょう。短期的にできるわけではなく、中長期的視点になって行動することが大切です。時間が掛かることからほとんどの競合は力を入れていないことが多いです。
つまり、時間を掛けてリンクビルディングを考え抜けばそれだけで競合に負けない強固なウェブサイトができるというわけです。コンテンツが重要だと言われている今、リンクビルディングを意識している方は少ないと思います。競合サイトと差別化を図るためにも積極的に活用してみてくださいね!
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