Twitterは、今ではビジネスで必要不可欠なツールと言っても過言ではありません。一部上場企業など誰もが知る会社でも企業アカウントを持つのが当たり前になっています。Twitter運用のメリットや活用方法について詳しく解説しています。本格的にSNSマーケティングに力を入れていきたいと考えている担当者の方はぜひ参考にしてくださいね。
Twitterとは？
Twitterとは、気軽にメッセージや動画・画像などを投稿すること（つぶやく）ができるソーシャル・ネットワーキングサービスです。基本的には無料で利用することができます。SNSマーケティングを考えた時に一番始めに頭に浮かぶのがこのTwitterでしょう。それほど日本において身近な存在です。
Twitterアカウントを持って入ればTwitter広告に出稿することができます。また、リツイート・いいね・返信などの機能を活用すればユーザーの方とも気軽にコミュニケーションを取ることができます。使い方もシンプルで慣れていない方でも使いやすいと思います。ホームページやFacebookなど他のSNSとの相性もよく相乗効果を見込むことができます。
Twitterの特徴について
匿名性が高く気軽に使える
Twitterは、匿名性が高いSNSです。一般ユーザーのほとんどがハンドルネームでTwitterを利用しています。複数のアカウントを所有している方も多いです。Twitterのアクティブユーザーはアメリカに次いで世界でも二番目の大きさ（Digima〜出島〜, 2020）です。Twitterの匿名性の高さなどの特徴が日本人の性格に合っているのでしょう。
もちろん企業アカウントの場合はハンドルネームを利用しているわけではありません。当然企業やお店のことを知ってもらう必要がありますので、実際の名前を利用します。あくまでも個人のユーザーの多くがハンドルネームを利用しているということです。
SNSの中でも利用者が多いサービス
出典：（ソーシャルメディアラボ,2020）
Twitterは、SNSの中でも国内で人気の高いサービスです。2018年以降はユーザー数が正式に公表されていませんが、FacebookやInstagramなどよりも多くなっています。SNSマーケティングを行う上でTwitterは外せないですね。ただし、Facebookなどと比べて一人のユーザーが複数のアカウントを持っていることが多いことには留意する必要があります。
若年層に利用されている
出典：（インスタラボ, 2020）
もう一つTwitterの顕著な特徴としては、若年層のユーザーが多いということです。20代・30代の方をターゲットにしているビジネスを展開している企業は要チェックです。若い方はFacebookよりもTwitterを利用するケースが多い（Digima〜出島〜, 2020）ということです。ターゲットとする年齢層を基準にSNSを使い分けるのも効果的です。
Twitter運用のメリット
ブランド認知を高められる
Twitterは、日本では圧倒的な人気を誇るSNSです。利用しているユーザーが多いということは多くのユーザーに知ってもらえる可能性があるということです。日々のつぶやきがバズって知名度がアップするケースもあります。無料で使えるツールながらそういった機会を得られるのは嬉しいですね。小さなお店から一部上場企業まで機会は平等です。
自社の製品やサービスはもちろん企業自体に興味を持ってもらえて採用に繋がるケースもあるでしょう。さらに、プロフィール画面でURLを掲載することができます。企業やお店に興味を持ってくれたユーザーがURLをクリックすれば、コーポレートサイトやECサイトにユーザーを流すことができるようになります。
ユーザーとコミュニケーションを取りやすい
Twitterの最大のメリットはユーザーとのコミュニケーションの取りやすさでしょう。引用リツイート、リプライ（メンション）、ダイレクトメッセージなど様々な機能が用意されています。企業にとってベストな鳳凰を選択できます。利用者もハンドルネームを利用している方が多く気軽に企業アカウントとコミュニケーションを取る傾向にあるように思います。
基本的にはユーザーとのやり取りは誰でも閲覧できるので、他の方もよりコミュニケーションを取りやすい環境が生まれます。企業同士でもコミュニケーションを取りやすいと言えます。一部上場企業同士でリプライでやり取りをしているのを見かけることがあります。堅そうな企業アカウントの担当者がフレンドリーにユーザーとやり取りをしているのを見るとギャップに良い印象を持ってしまうこともあるでしょう。
カスタマーサポートの強化を図れる
Twitterを活用してカスタマーサポートを強化することもできます。実際に製品やサービスを利用しているユーザーが直接リプライなどで企業アカウントに連絡を取ることができます。海外の企業が実際に不具合などが生じた際にユーザーからのリプライに回答しているのを見かけます。
一方で、全てのユーザーからの問い合わせに対応するのは難しいでしょう。内容によっては直接企業の問い合わせフォームやカスタマーセンターを案内した方が良いこともあると思います。事前にある程度ルールを決めておいた方がよいでしょう。
また、新商品の発売時などにすぐにユーザーの正直な感想を知ることができるというのも魅力的ですね。Twitterなら生の声を検索などですぐに把握できます。そういった感想を製品やサービスの改善に活かすことができます。
従来のマーケティングよりも安価で効率的
従来のマーケティングに比べて費用を抑えられるのも魅力です。個人事業主の方や中小企業にとっては利用しやすいツールだと言えます。Twitter広告の出稿を行わないのであれば無料で運用していくことも可能です。人的リソースだけを見込んでおけばオッケーです。
広告を活用するにしてもマス広告（テレビや新聞）などに比べて安価です。さらに、マーケティングの成果がわかりやすいというのも特徴です。効果測定なども瞬時に行えますので、費用対効果を合わせやすくなっています。掛けたリソースや費用を無駄にすることなく収益に繋げやすいと言えます。
Twitter運用の注意点
炎上リスク軽減のためにダブルチェックを行う
Twitterは、炎上リスクがあるということも理解しておいてください。企業やお店のTwitterアカウントを触る際は慎重に行う必要があります。企業を代表している立場であることを理解した上でTwitterの運用を行いましょう。
よくあるケースがつぶやくアカウントを間違えてしまうということです。個人のスマホで複数のTwitterアカウントでログインしている場合は注意しましょう。基本的には特定の端末でしかログインできないようにルールを決めておくのが良いでしょう。
その他意図せず炎上してしまうこともあります。あなた自身が大丈夫だと思ってもユーザーはそうは思わないかもしれません。複数のスタッフ同士でダブルチェックを行うのも有効だと思います。注意してもしすぎることはありません。
Twitterは魔法のツールではない
Twitterは、魔法のツールではありません。アカウントを作成すれば誰でも簡単に成果が出るほど甘くはありません。地道な作業が必須です。今成功しているTwitterアカウントも昔はなかなか成果が出なかったはずです。フォロワーが増えればそれだけ拡散力・影響力も大きくなります。
定期的につぶやきを行ったり、ユーザーとコミュニケーションをとったりすることで結果が付いてきます。また、改善を行うことも大切です。どのようなつぶやきなら反応が良いのか、どのような広告なら結果が出ているのかを分析して改善していきます。じっくりとアカウントを育てていくことを意識しましょう。
最終的には専任の担当者を置く
Twitter運用を行って初めの内は複数のスタッフで管理することになるかもしれません。慣れない間は試行錯誤の上で行う必要があるため仕方がないことだと思います。効果が出ていない間から専任の担当者を置くことは難しいでしょう。
しかしながら、しっかりとした運営を行うためにも最終的には専任の担当者を置くことを推奨します。つぶやきの管理・スタッフの管理・広告の管理をメインの業務とします。片手間ではTwitter運用で成果を出すことはできません。
Twitterの始め方
- Twitterを始めるに当たって”アカウント作成”をクリックする
- ハンドルネーム（名前）・メールアドレス（電話番号）・生年月日を入力して”次へ”をクリックする
- 環境のカスタマイズを行い”次へ”をクリックする
- ハンドルネーム・メールアドレス・生年月日を確認して”登録する”をクリックする
- メールアドレスに届いた認証コードを入力して”次へ”をクリックする
- パスワードを入力して”次へ”をクリックする
- プロフィール画像をアップロードして”次へ”をクリックする
- 自己紹介分を入力して”次へ”をクリックする
- アドレス帳をアップロードはせずに”今はしない”をクリックする
- 興味のあるトピックを選んで”次へ”をクリックする
- 気になるアカウントがあればフォローして”次へ”をクリックする
- ”通知を許可”をクリックして次に進む
- 設定→アカウント→ユーザー名を変更からユーザー名を変えて”保存”をクリックする
Twitter側に情報を提供したくないという方はチェックを外してください。チェックを入れても名前・メール・電話番号などの個人情報が保存されることはありません。あくまでもTwitter利用が便利になるものだと考えておきましょう。
ユーザー名を文字の羅列からわかりやすいものに変更しておくと、ユーザーが検索しやすくなるなどのメリットがあります。英数字及び「_（アンダーバー）」を選択できます。名前とはまた別ですので、両方変更しておきましょう。
出典一覧
- 2020年8月更新！ 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ（ソーシャルメディアラボ,2020）
- 【最新Excelデータ配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE)（インスタラボ, 2020）
- 【2020年版】海外SNSランキング | 世界と日本のSNSユーザー数と普及率の違いを分析（ Digima〜出島〜, 2020）
