当ページでは、ホームページ制作やWEB集客を業者に依頼しようと考えている担当者の方向けのコンテンツです。なかなか知ってもらう機会がないBtoB企業や地域密着型のサービス提供者にとって有益な内容ではないかと思います。
私自身が日々色々な業種・業態のホームページを見ていて気付いた点などをまとめています。私がチェックしているポイントをホームページ運営に活かそうというわけです。どのような企業やお店であれば成功に繋がりやすいのかについて解説しています。ホームページ制作もWEB集客もある程度まとまった費用が必要となります。投資を無駄にしないためにも必ず目を通してくださいね。
私がこの記事を書こうと思った経緯
どうしてホームページ制作会社及びWEB集客を専門とする企業の経営者でありながらこのような記事を書くのか疑問に持たれた方もいらっしゃるかもしれません。この記事を書こうと思った経緯としては、私自身があるサービスを個人で利用したいと思い色々なホームページを比較して必ずしもホームページのデザインや集客がうまくいっているからといってそのサービスの品質が高いというわけではないことに気付いたからです。
ホームページの見た目だけがよくてサービスや製品の品質が追いついていないと感じることもあります。集客方法としては正解なのかもしれませんが、利用者からすると好ましくはありません。もちろんサービスや製品の品質がよくてその上でマーケティングの一環としてホームページからの集客に力を入れているところもあります。
今回は私がサービスや製品を選択する上でどのような箇所をチェックしているのかについてまとめています。これからサービスを受けたいと考えている方はもちろんこれからホームページ制作を業者に依頼しようと考えている方もぜひ参考にしてくださいね。ユーザーがどういった箇所を意識しているのかを把握することができればより良いサービスを提供できるでしょう。
私がサービスを比較検討する際に確認すること【HP制作の重要点】
ホームページ制作のプロである私がサービスや製品を比較検討する時に確認する箇所をまとめています。ホームページを見ればある程度サービスの特徴を把握できますので、色々なページの確認に時間を掛けます。高額な製品やサービスなら必須ですね。
ホームページをこれから作ろうと考えている方はこれらの点を意識してホームページの運営をしていけば良いということです。もちろんサービスや製品の品質が高く十分なサポートを提供できる状態であることが前提条件です。
代表者やスタッフの熱意
まずは代表者の方やスタッフの熱意です。これなくしては何も始まりません。熱意はホームページのトップページやブログなどから把握することができます。どのようなこだわりや想いがあってサービスを提供しているのかについて確認しましょう。
その内容があなた自身が求めているものに合致しているかどうかが重要です。綺麗事ばかり書かれているのであれば疑う必要がありますね。つまりいいことだけしか書かれていない場合は要注意です。自身のサービスや製品を理解しているからこそ弱み・デメリットも出てくるはずです。
大手になればなるほどいいことしか書かれていないように思います。デメリットを記載することが恥ずかしいことと思っているかのようですね。そのため、大手の場合はこれだけでは判断が難しく、他の項目と合わせて検討する必要があります。
実績や評判・口コミ
サービスの場合は実績及びショップの評判・口コミを、製品の場合は製品及びショップの評判・口コミを確認しましょう。まず実績を見ればこれまでどのようなサービスを提供していたのかがわかります。また、どのような想いでサービスを提供しているのかを把握することもできるでしょう。ただ、基本的に実績は良い部分のみを判断できるに過ぎません。
ショップの評判を確認するのも必須です。第三者による評価は参考になる部分が大きいはずです。口コミや評判のチェックは、Google検索などで「◯◯ 口コミ」、「◯◯ 評判」などで確認したり、Googleビジネスなどで確認したりできます。ポータルサイト上で評判を確認する際はショップ側から依頼されて投稿しているケースがあることも理解しておきましょう。
サービス&料金のわかりやすさ
ユーザー知りたいことはサービスや製品の特徴とその料金です。料金について問い合わせをしないとわからない状態にしているホームページの信頼性は高くありません。やはり自社の製品やサービスに自信を持っているショップなら料金についても公開しているはずです。
個々の状況などによって料金が変わるサービスや製品もあります。オーダーメイドなどのサービスや製品が該当します。ただ、その場合でも目安となる料金を提示することができるはずです。私なら料金を提示していない時点でサービスや製品に自信がない可能性があるのではないかと疑います。
中途半端なHP制作&WEB集客実施によって起こり得る弊害
自社のサービスや製品の質が高くない状況で無理やり集客を行った場合の弊害についてまとめています。
自社サービスや製品への過信
起こり得る弊害の一つが自社サービスや製品への過信です。マーケティングの結果問い合わせが増えたり、成約が増えたりしているだけなのにサービスや製品の品質が高いと感じてしまってはいけません。マーケティングに頼りすぎて自社のサービスや製品の改善を行わないことは好ましくありません。あくまでもよいサービスと製品があってはじめてマーケティング(集客)が活かせるのです。
口コミでの悪評の増加
サービスや製品の品質が低くユーザーの期待に応えられない場合口コミで悪評が増加してしまう可能性があります。最近のユーザーは賢くなっていて事前に評判や口コミの調査を行っていると考えるのが普通です。もし、悪い口コミしかない状態になると新規の顧客獲得に弊害が生じてしまうでしょう。また、従業員のモチベーションダウンに繋がり離職率がアップして悪循環に陥ってしまうこともあるでしょう。
CPAの悪化
少し専門的なお話をすると、CPAの悪化に繋がる可能性があります。CPAとは、Cost Per Actionの略で1つの成約を獲得するのに掛かるコストのことです。リスティング広告やポスティングなど集客にお金を掛けている場合は大きな損害となります。
リピーターの獲得ができないことでもCPAは悪化します。なぜならリピーターは最もコストの掛からない集客方法だからです。既存の顧客の方から第三者を紹介してもらえる可能性も低いでしょう。やはり長い目で見ると無理な集客は本末転倒です。
ホームページ制作&WEB集客に関する誤解
ここではホームページ制作及びWEB集客に関するよくある誤解についてまとめています。
ホームページを作れば自然と集客ができる
ホームページを作れば何もしなくても自然と集客ができるというものです。ホームページは作って完成というわけではありません。日々ユーザーのことを第一に考えて役に立つコンテンツを提供していく必要があります。ある程度戦略的に進めていかなければ結果が出るほど甘くはありません。
ここでは、どのようにすればユーザーにホームページを訪問してもらえるのかを詳しく解説しています。ホームページ制作業者に依頼してホームページが完成したら自然に多くの人に見られると考えている方は注意が必要です。よほどニッチな業 …
デザインが集客に大きな影響を与える
デザインがよいからといって集客に効果があるということはありません。ホームページ制作及び運営で重要なのはデザインではなくホームページ上のコンテンツです。デザインがよいからといってGoogle検索やTwitterなどからアクセスが集まるわけではありません。ユーザーが役に立つと思うコンテンツがあるからこそ集客に繋がるのです。
ホームページ制作業者にすべて任せることができる
ホームページ制作業者が100%正しいということはありません。彼らはあなたが専門としている業種のプロではないので、ホームページ運営で結果がでるかどうかはあなた次第です。ホームページ制作業者に全てを任せるのではなくタッグを組んで作業を進めていきましょう。
HP制作&WEB集客を本格的に行う前に確認しておくべきこと
ホームページ制作やWEB集客を行おうと考えている方は下記の項目についてしっかり回答できるかどうか確認してください。回答できない場合はホームページ制作を依頼する前に行うべきことがあるはずです。
同業他社と比べた場合の強みは何か
同業他社と比べて貴社が誇れる強みがあることが重要です。ユーザーは様々な企業あるいはショップを比較して問い合わせをするかどうか検討します。つまり、魅力を感じる強みがなければユーザーに選ばれることはありません。また、強みと合わせて弱みについて理解しておくことも重要です。いいことろしか言わない企業やショップは疑わしいですよね。
見込み客の増加に対応できる状態か
顧客が増えても対応できる状態にあるかどうか確認しましょう。スタッフの教育はうまくできているか、質の高いサービスや製品を提供する上で十分なスタッフの数を確保できているかどうか確認しておくことが大切です。十分なスタッフがおらずサービスの質が低下してしまうことは好ましくありません。集客をしても悪い口コミが増えて長期的に見るとマイナスになります。
最後に
当ページでは、ホームページ制作のプロがサービス利用時あるいは製品購入時にチェックしているポイントについて解説しました。これらのポイントを理解しておけばホームページ制作やWEB集客を行う際に活かすことができると思います。
まず大前提として質の高いサービスや製品を持っていることが重要です。同業他社と比べて誇れるサービスや製品がないのに集客に力を入れてもマイナスになってしまうことが多いです。また、十分な人材がいて質の高いサポートを提供できることも条件となります。
その上で私は代表者やスタッフの熱意、実績や評判・口コミ、サービス&料金のわかりやすさについて確認します。これらの内容をごまかすことは難しくサービスや製品の品質を確認するのに適しているからです。もっともこれらはホームページ運営に全く力を入れていない場合は該当しません。その際は実際に企業やショップを訪問して代表者やスタッフの話を聞く必要があります。
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