当ページでは、ポータルサイトを構築する上での設計方法について解説しています。どのような目的でポータルサイトを運営するのか、そしてその目的を達成するのにどのような機能が必要になるのかを考えて設計していくと良いと思います。また、ユーザー目線でのサイト構造まで考える必要があります。つまり設計段階で枠組みをすべて決めてしまうということです。

ポータルサイト成功の鍵は設計にある!

ポータルサイトが成功するかどうかは設計段階で決まると言っても過言ではありません。ポータルサイトで成功するのは難しいと言われています。十分なアクセスを集めて収益化ができないケースが多いからです。新しくできたポータルサイトもしばらくしてから見ると閉鎖しているということも珍しくありません。サイト設計がこれらのアクセスと収益に直結すると言っても間違いではないでしょう。

設計段階で決めるべきことは具体的な機能とサイト構造(階層やURLの割り当てなど)です。これらはポータルサイトを作る上で土台となる部分です。機能はサイトの目的に合わせて考えていくと良いでしょう。あれもこれもと詰め込んでしまうと管理コストが高くなってしまうので注意してください。

特に大規模なポータルサイトになる場合はサイト構造が重要となります。ユーザービリティに直結する部分だからです。機能面が充実していてもサイト構造が無茶苦茶だとユーザーは必要な情報をすぐに入手できなくなってしまいます。これらの機能やサイト構造は後から変更することもできますが、時間やコスト面でデメリットが大きくなってしまうので始めの段階で時間を掛けて考えておくべきです。

ポータルサイトで必要な機能

ポータルサイトとしての役割を果たすために必要な機能をまとめています。これらの機能は一般的なものでポータルサイトのジャンルあるいは特性に合わせて適宜選択していくことになります。機能を後から追加するのは大変なので、ある程度事前に考えておくべきです。競合サイトがどのような機能を持っているのか、ユーザーはどのような機能を必要としているのかを考えていくことが大切です。

訪問ユーザー向けの機能

  • ユーザー登録&ログイン
  • サイト内検索
  • 問い合わせ
  • レビュー・口コミ投稿
  • お気に入り登録

掲載施設向けの機能

  • 施設ページ管理
  • 口コミ管理
  • ブログ投稿
  • キャンペーン投稿

管理者向けの機能

  • ユーザー管理
  • 施設管理
  • コラム投稿
  • メール配信

ポータルサイトのサイト構造

必要な機能を考えたら次はサイト構造です。この点は最近のSEO状況に詳しいディレクターやSEOコンサルタントと相談しながら決めるのが良いと思います。サイト構造も機能以上に後から変更することが難しいです。相応の費用と時間が掛かります。

カテゴリー/階層

カテゴリーと階層はサイト設計のベースとなります。カテゴリーは大きな枠組みと考えると良いですね。ターゲットキーワードと合わせて考えるとわかりやすいと思います。そしてカテゴリーごとにコンテンツが入れられて階層ができあがるというわけです。同じカテゴリーの同階層にはグループ的に同じコンテンツが入るべきです。

URL(パーマリンク)

カテゴリー及び階層に合わせてURLを設定する必要があります。できる限りURLは短くシンプルにするのが良いですね。特に階層が深くなるとその分URLも長くなってしまうので注意が必要です。カテゴリー及び階層がしっかり作られていればURLを決めること自体難しくありません。

当記事のまとめ

当記事ではポータルサイトを構築する上で考えるべき設計について解説しました。ポータルサイトを運営する目的を基準に機能やサイト構造を考えていく必要があります。サイトを実際に構築する前にサイト設計ができればよりスムーズに進むと思います。

機能として訪問ユーザー向け、掲載施設向け、管理者向けの3つの側面から機能を考えていく必要があります。サイト設計はカテゴリー/階層を考えることが重要です。ターゲットとするべきキーワードを元に考えていきます。とても骨の折れる作業となりますが、結果を出すためには必須だと言えます。