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こんにちは。株式会社オールスタンダードの代表の長井です。今日はミッション・ビジョン・バリューを持つことの大切さについて私の考えを述べたいと思います。私自身が忘れないためのメモでもあります。

ミッション・ビジョン・バリューとは?

カタカナですし言葉自体が抽象的すぎて何が言いたいのかわかりにくいですよね。ミッション=使命、ビジョン=構想、バリュー=価値観のことです。法人として事業を行う理由は何か?(ミッション)、その理由を果たすためにどうなればいいのか(ビジョン)、そして法人はどのようなことに価値を置くのか(バリュー)ということです。

弊社でもそれぞれ定めていますので、ぜひ参考にしてくださいね。経営をする上である程度の軸が決まっていましたが、正式に書き出すとなると時間が掛かりました。まだ、ミッションやビジョンを作成していない方は一度考えてみることをおすすめします。事業と向き合う機会だとも言えますね。

ミッション・ビジョン・バリューの明示で得られる恩恵

従業員が働きやすくなる

最も大きなメリットがこの従業員の方が働きやすくなるということでしょう。特に社員の方にある程度の自由を与えている企業ならなおさらです。彼らが何か独自に行おうとするときでもミッションやビジョンに照らし合わせて問題がないかどうかを確認することができます。提案をするときも同様ですね。何も基準がないと膨大なアイデアの中から提案をすることになり非効率です。

また、就職希望者にとってもメリットがあります。この企業で働きたい!と思ったときに企業のミッション、ビジョン、バリューがあなたに合っているかを確認することも必須です。人は一日の1/3を働くことに費やします。できる限り働きやすいと思える環境で働く方が企業にとっても従業員の方にとっても良いですね。あなた自身の目標を達成することができるのかを基準に考えてください。

中長期的な視点で会社経営ができる

長く続く企業の経営が行えます。つまり、常に中長期的な視点での会社経営ができるということです。もちろん、短期的な視点も必要です。しかし、目先の利益だけを考えた企業経営は好ましくありません。

ミッションやビジョンを明示することで目先の利益に振り回されなくなります。正直、利益だけを追求している企業は多く弊社ではそのような企業にならないように意識しています。また、社内にミッションやビジョンが浸透していれば例え経営者である私が間違った方向に行こうとしても社員の方に止めてもらえるでしょう。

弊社では会社としてのミッション以外にも事業単位でもできる限りミッションを設定するようにしています。そうすることで軸に沿ったビジネスが行いやすくなると考えています。

経営者のモチベーションアップになる

ミッションなどがあれば経営者自身のモチベーションアップにも繋がると思っています。特に経営者は相談できる人がなかなかいないためどうしても不安になってしまうことがあります。

しかし、目指すべき場所があるのであれば迷うことなく日々の業務に集中することができます。私も仕事をしていてたまにモチベーションを上げるために自分の会社のミッションなどを眺めて、よしやるぞ!と気持ちを奮い立たせています。

小さい企業ほどミッション・ビジョン・バリューは重要!

上場している企業など大手企業なら間違いなくミッションやビジョンを持っていますね。ただ、私は小さい会社や個人事業主ほどミッションやビジョンを考えるべきだと考えています。元々どうしてミッションやビジョンを持つことに疑問を持っていました。ビジネスやマーケティングに関する書籍を読むと必ずミッションやビジョンに関する記述があり必要性について懐疑的で特に意識していませんでした。

しかしながら、会社経営を続けていく中でミッションやビジョンがないと企業経営がぶれてしまうということに気付きました。特に業績が悪くなると短期的な利益に走ってしまったり、迷走してしまったりと好ましくない状態になってしまうのです。従業員の方にとっても何をするべきなのかがわからなくなってしまいます。

そんなときにミッション、ビジョン、バリューがあれば常に会社の存在意義を考えることができ、本当に行うべきことに注力できるということに気付きました。社員の方にとっても新しい事業を提案する上でミッションやビジョンから逸れていないかを確認しながら行えるので現実的です。まだ小さい会社だし必要ないかなーと思っている方も一度考えてみてください!業績がいいときは問題ないのですが、万が一業績が悪くなったときに役に立つと思います。