当ページでは、ホームページ制作業者やSEO業者を選ぶ際の注意点を解説しています。ホームページの調査をしているとホームページ制作業者やSEO業者の営業に騙されてしまったのかなーと感じてしまう企業が多いように感じています。
もちろんすべての業者が悪いわけではありませんが、悪徳業者には一定の特徴があります。もし、電話やメールで営業が来て依頼することを検討しているという方は契約をする前に確認していただければと思います。
テンプレートの営業メールは警戒しよう
もし会社や店舗などのメールアドレス宛にテンプレートの営業メールが届いたら話を聞く前に一度立ち止まって考える必要があります。そもそも実績のあるホームページ制作会社やSEO業者がメール営業をする可能性は低いです。ましてや相手のことを考えずに同じような文章を送信する業者を信頼できるはずがありません。
最近はホームページの問い合わせフォームから機械的に営業メールを送る代行業者も存在しているようです。弊社にもたくさんのメールが届いています。こういった業者を利用しているところはその時点で候補から外ししまっても良いと思います。
弊社でメール営業をするのであれば企業や店舗のホームページを隅々までチェックをしてその上で提案をする形にします。また、すでに弊社として提案できることがなければきっぱりと諦めます。ホームページを分析した上での提案であれば相手が読んでくれる可能性も高くなりますし、それだけでも信頼してもらえるのではないでしょうか。
営業に対する正しい対応の流れ
メールや電話で営業が来たら次のステップを踏んで対応してください。いずれかを飛ばして進めてしまうと後悔してしまうかもしれません。費用が掛かることなのでじっくりと時間を掛けることが大切です。
営業を受ける
営業を受けたらその場で契約を進めないようにしましょう。時間を空けることが重要になります。メールであれば問題ないと思いますが、電話の場合は注意しましょう。相手はトークのうまい営業の可能性が高いです。口車に乗せられないようにすると良いですね。ホームページ制作会社やSEO業者が電話営業をしなければいけないということはそれほど実力がないのではないかと疑うことです。このことを意識しているだけでも有効です。
自社のホームページを運営していれば本来はホームページ経由で問い合わせがあるはずです。場合によってはLPを作成して広告で集客することもできますね。ホームページ制作やSEO対策に自信があるのであれば電話営業はおかしいですね。
弊社でも自社のお問い合わせフォームから毎日ホームページ制作などの相談をいただいています。つまり、普通の業者であれば弊社のように電話営業をする必要がないはずなのです。メールであればテンプレートで闇雲に送るのは非効率です。
知見のある方に相談する
周りにホームページ制作やSEO対策について知見のある方がいればすぐに相談しましょう。もし周りにそういった方がいなければいくつかのホームページ制作会社に相談してみても良いかもしれません。弊社にお問い合わせいただければアドバイスさせていただくことも可能です。
企業の評判を調べる
会社名でGoogle検索をしましょう。メールあるいはLPに企業名(屋号)・住所・連絡先の記載がなければその時点で取引をやめてしまっても問題ありません。メール営業ばかりしているところだとGoogleマイビジネス・ブログ・Twitterなどで良くない評判・口コミが表示されるでしょう。
コーポレートサイトの確認も必須です。ホームページの雰囲気・サービス内容・実績・会社概要などを確認します。明らかにホームページ上の情報量が少ない場合は実績がほとんどない可能性もあります。また、住所や代表者名が画像で表示されていたら危険です。普通ならテキストで表示させるはずです。何か後ろめたい事実を隠している可能性があります。
具体的な施策を確認する
ある程度企業の調査が完了すれば具体的に業者が何をしてくれるのかを確認しましょう。電話ではなくメールですれば証拠も残りますし、考える時間も十分に取ることができるのでおすすめです。回答が曖昧だったり、100%結果が出ますなどとアピールする場合は注意が必要です。最近のSEO情勢を把握しているのかどうかも確認しておきましょう。次の項目の業者の提案&謳い文句にも目を通してくださいね。
契約する or 破棄する
これまでの検証などを元に契約あるいは破棄を選択します。少しでも納得できないことがあるのであれば破棄するを選択すれば良いと思います。ホームページ制作やSEO対策はいつでも行なえますので、焦る必要はありません。ご自身で納得できるまで考えてみてから決断をしてくださいね。
典型的な業者の提案&謳い文句一覧
ここから典型的な業者の提案や謳い文句をまとめていきます。具体的に何をしてくれるのかを尋ねると良いでしょう。しっかりとした回答がもらえない場合は運用会社というよりも営業会社と判断できますね。そうなれば当然期待できる成果は見込めないでしょう。そんなに簡単にホームページ運用がうまくいくことはありません。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ここ最近注目されるようになった言葉の一つです。コンテンツの質の高さが検索結果の順位に影響するという考えに立っています。これはある意味真実である意味嘘です。コンテンツの質だけで順位が決まるわけではありません。Googleの検索システムは1つのアルゴリズムではなく一連のアルゴリズムで構成(参考:Google公式サイト)されています。例えば、検索クエリの単語・ページの関連性や有用性・ユーザーの位置情報や設定などなどです。
つまり、コンテンツの質だけで評価が決まるわけではありません。コンテンツSEOを提案された実際に何をしてくれるのかを確認します。どのように記事を作成するのか、どれぐらいの頻度で記事をアップするのかといったことが重要です。この時にコンテンツだけで順位を確約しようとする業者は要注意です。なぜなら、Googleの検索システムは複雑で様々な要因によって順位が決められるからです。
口コミ対策
口コミ対策はここ最近目立つようになってきました。Googleマイビジネスでの口コミ操作の提案が多いようです。弊社でもいくつかのお店の口コミをチェックしていましたが、明らかにサクラレビューだと感じられるレビューが増えてきているように思います。
「口コミ対策をしませんか?」と営業をかけられて何も考えずに依頼してしまったのでしょう。短期的にはよいかもしれませんが、長い目で見ればマイナスになるはずです。信義則に反した行動は行なわない方が良いです。
被リンク施策
被リンク施策を提案する業者は以前より少なくなったように思います。ペナルティを受けるリスクが高いことがわかっているからでしょう。一時的には効果があるかもしれませんが、長い目で見れば効果がなくなるかあるいは最悪の場合ペナルティを受けてしまうことになります。また、お金を支払えばリンクを送るという営業にも注意してください。
この場合、必ずGoogleに外部リンクの関係性を伝えなければいけません。具体的には「rel”sponsored=”sponsored”」属性を追加する必要があります。もしこういった提案がなければ契約してはいけません。これぐらいの知識を持っていない業者は信頼できませんね。
先着◯◯名様限定
先着◯◯名様限定などで煽ってくる場合は注意が必要です。基本的には限定にする必要がないからです。割引も同様です。ただし、個人や小さい企業などである程度顧客の数を制限しないと対応できないこともあります。総合的に判断する必要がありますね。
確実に成果を出す
売り上げアップや検索順位の結果について100%成功する可能性はありません。それはどんなに優れた企業や担当者でも同じです。確率を高めることはできると思いますが、100%の成果を出すことは現実的ではありません。営業日おいて「絶対」・「100%」などの言葉が出てきたら警戒してください。
当記事のまとめ
当記事では、ホームページ制作会社やSEO業者からの営業についての注意点をまとめました。多くの企業が優良だと思いますが、中には卑劣な手段を使って営業をしてくるところもあります。成果を上げられないにもかかわらずお金を取るケースはあるでしょう。あなた自身でしっかりと判断することが大切です。まずは営業を受けても即決を避けましょう。周りの人に相談をするなど時間を掛ければ失敗を避けられるでしょう。