ホームページ制作業者に依頼してホームページを作る際にどのようなことを確認しておけばよいのでしょうか。これからホームページ業者に依頼してホームページを作ろうと考えている法人代表者の方や個人事業主の方向けのコンテンツです。事前に押さえておくべきポイントを理解しておけばスムーズに事が進みます。

発注前にしっかり準備をしておけばより正確な見積もりを作成してもらえますので予算感をイメージしやすくなります。また、依頼する業者との認識のズレを軽減してより完成度の高いホームページを作ってもらえるでしょう。

確認事項を詳細な見積もりに反映させる

当たり前のことですが、曖昧な部分が少ないほど見積もりも正確になります。つまり、ホームページ制作の外注で発注面での失敗が減るというメリットがあります。業者の打ち合わせが決まっているのであれば必ず社内で上記の内容について確認しておきましょう。対外的だけではなく社内での意識の確認を行えます。

「別途お見積り」などの項目が並ぶ見積もりを受け取ってもあまり意味はありません。最低限発注側が決めることを明確にして、より適切な見積もりを手に入れる努力をしましょう。

ホームページは制作業者に丸投げで完成するものではない

最初に知っていただきたいことは、ホームページの制作は制作業者に丸投げして完成するものではないということです。お金を払ったからあとはすべて業者にお任せと言えるほど単純なものではありません。

事前に確認すべき点について理解していないと後からトラブルになったりコストが増加する原因となります。具体的にどのようなことを意識する必要があるのかは以下で順番に解説します。

ホームページ制作業者へ発注する前の5つの確認ポイント

予算

予算が重要だということは理解しやすいと思います。まずは社内稟議でどのぐらいの予算を掛けられるのかを考えましょう。この時にイニシャルコストとランニングコストの両方を検討する必要があります。イニシャルコストは初期に掛かる費用です。ランニングコストはドメイン代、サーバー代、管理費用などです。ホームページ制作の相場を知りたいという方は下記の記事を参考にしてくださいね。

ホームページを作る目的

ホームページの制作を発注するのであれば、事前にホームページを作る目的を定めておくことが重要です。目的によって作成すべきホームページ(あるいは構成)は異なります。例えば「企業の案内をしたい」、「商品を売りたい」、「問い合わせを増やしたい」といった目的を決めておきましょう。

目的が定まっていない段階でホームページ制作を発注しても成功する可能性は下がってしまいます。また、実際に打ち合わせをする際にに業者からちゃんとした提案があるかどうかを確認します。目的にあった提案をしてくれるのか、それとも提案をしてもらえないのかを確認しましょう。ズレが生じてしまう場合は他の業者に依頼するのも一つの手です。

ペルソナ

ホームページを作る目的とあわせてペルソナについて確認しておくと良いでしょう。ペルソナを決定するとは、簡単に言い換えると「どのような人にホームページを訪問してもらいたいか」を決定することです。ホームページ制作をするということは、そのホームページを見てもらいたい対象がいるということです。その対象に向けてアピールできるホームページを作らなければなりません。

そのため、ペルソナは曖昧なものではなく具体的なものとすることが重要です。例えば「32歳男性、年収500万円、子供2人(5歳と7歳)などと設定するのです。ペルソナが明確になっていることでホームページ制作で求められている根本的な部分を共有しやすくなるメリットもあります。

デザインのイメージ

次にデザインのイメージを決めておきましょう。どのようなデザインが良いのか(かわいい、かっこいい、スタイリッシュなど)、どのようなカラーをメインに考えているのかを考えておくと良いですね。

デザインについては参考となるサイトをいくつかピックアップしておくとスムーズです。見本となるサイトがあれば認識のすり合わせが行いやすくなります。あまりホームページに慣れていない方は言葉で伝えるのが難しいと思います。

公開タイミング(納期)

公開のタイミング(納期)も事前によく検討しておきましょう。余裕を持って作成することを推奨します。ホームページ制作を行う上でシステムやデザインの関係で納期通りにいくことは少ないです。特に大規模なサイトになるとそれが顕著です。

希望する納期に間に合わなさそうであれば予算アップしてホームページ制作業者に短期間で対応してもらったり、そもそもテンプレートの活用などを検討して短期間でホームページ制作が完了するプランを提案してもらったりする必要があります。

基本的に納期が早い企業ほど掛かる費用は高額になる傾向があります。短納期・低予算の実現は難しいですのでじっくりと余裕を持って確認しましょう。