当ページでは、ストック型コンテンツと呼ばれるコンテンツについて解説しています。ストック型コンテンツは息が長くサイト運営を行っていく上でとても重要なコンテンツだと言えます。ただし、多くのメディアサイトがこのストック型コンテンツを押さえているため難易度は高いです。

ストック型のコンテンツでサイトの価値を高める

ストック型のコンテンツとは、一度記事を書けばそれほどメンテナンスに時間を掛ける必要のないコンテンツのことです。ニュース記事のようなフロー型コンテンツとは異なります。フロー型コンテンツをアップしながらストック型コンテンツを増やしていくのが理想のサイト運営の形だと思います。

ニュース記事ばかりでは収益に繋がりにくく、ストック型コンテンツだけではなかなかユーザーに届きにくくなります。両方のコンテンツを入れることでお互いの弱みをカバーし合うことができるのです。ニュース記事(フロー型コンテンツ)については下記の記事を参考にしてくださいね。

ストック型コンテンツの例

ストック型のコンテンツはある程度型が決まっているためイメージしやすいと思います。ホームページでのマネタイズを考えている方は必ず押さえておく必要があります。

サービス/商品概要

サービスや商品の概要はストック型のコンテンツです。一度アップすればサービスや商品自体が変わらない限り価値があるものだからです。すべてのコンテンツの中でも最も売上に繋がりやすいコンテンツだと言えます。

例えば、税理士さんの場合だと税務顧問、相続税対策、M&Aなどがサービスとなりますね。何らかの商品を販売しているのであればその商品の紹介ページがストック型のコンテンツです。料金などもストック型コンテンツに入ります。

ハウツー

ハウツーは、○○の使い方、○○の退会方法、○○の解決方法、○○の選び方などのお役立ち情報のことです。IT系のコンテンツと相性が良いですね。言葉の定義と比べて視点を変えて記事を書くことができるなど差別化が行いやすくストック型コンテンツの中でも比較的アクセスを稼ぎやすいコンテンツとなっています。

例えば、IT企業ならソフトウェアの導入においてどのような悩みがあるのかを顧客からフィードバックをもらっておくと記事を書きやすくなると思います。士業の方なら法律の解釈についてをまとめておくのも良いでしょう。

言葉の定義(○○とは)

言葉の定義もストック型コンテンツに当てはまります。「ストック型コンテンツとは」について書いているこのページもストック型コンテンツだと言えます。サービスや商品の販売など収益に直結するわけではありませんが、一度記事を書けば基本的には更新をしなくてもずっと価値を提供し続けてくれます。

ただし、○○とはという記事は誰もが書くものなので上位表示させることは至難の業です。優先度は下げても良いと思います。もし上位表示ができれば安定したアクセスを獲得できるでしょう。

その他更新をする必要がないもの

その他更新頻度を増やさなくても価値が落ちにくいコンテンツはストック型コンテンツと考えておいて良いでしょう。例えば、代表プロフィール・会社概要なども当てはまります。

ストック型コンテンツのポイント

競合調査に時間を掛ける

ストック型コンテンツは競合も多く難易度が高いということは理解しておきましょう。なぜならストック型コンテンツは誰もが思いつくコンテンツであることが多いからです。そのため、競合調査に時間を掛けて競合がどのようなコンテンツを入れているのかを分析することを推奨します。

量より質を重視して競合よりも一歩先を行くことが大切です。それはコンテンツだけではなく、デザインなども含まれます。競合サイトにおいてユーザーが求めているコンテンツが書かれているものの読みにくいという場合はチャンスです。特にスマホからもサイトをチェックしてみましょう。コンテンツが十分でないと思うならそのコンテンツを入れて記事を書きましょう。

内部リンクを強化する

内部リンクの強化も重要です。サイト内の回遊性を高めてユーザーに読んでもらえるように内部リンクの設計を行いましょう。当然関連性の高いコンテンツからのリンクが理想です。ニュースなどのフロー型コンテンツからのリンクも効果的です。内部リンクがうまく循環してユーザーを回遊させられればそのコンテンツの評価が上がります。

新しい言葉は狙い目

新しく生まれた言葉は狙い目となります。初めはフロー型コンテンツ寄りですが、一般的なワードになればそれはストック型のコンテンツになります。新しい言葉は競合も少なく早く書けば有利です。例えば、士業の方で法改正は狙い目ということになります。フロー型コンテンツからストック型コンテンツに変わるとサイトの資産性が高まります。一石二鳥ですね。

短期的なアクセスを期待しない

ストック型コンテンツについては、短期的なアクセスを期待してはいけません。フロー型コンテンツと比較して競合も多くそう簡単には読んでもらえません。そのことを理解した上でコンテンツを増やしていけばいつかはアクセスを集められるコンテンツになるでしょう。そのために、競合調査・内部リンク強化などをコツコツと行うことが大切です。