当ページでは、日本語と英語の言語の違いから見るSEO対策及び文章作成方法について解説しています。言語の特性を理解してそれを生かせばサイト運営の正しいあり方が見えてくると思います。ある程度基本的なSEO対策を知ったら次は言語的な視点でのSEO対策を考えてみてくださいね。
Googleの基本言語は英語!
Googleは、米国に本社を置く企業です。つまり、基本的に英語がベースとなってアルゴリズムが考えられていると言っても良いでしょう。当然ローカルに合わせたアルゴリズムもあるとは思いますが、根幹では英語がベースであることは否定できないでしょう。
日本語で文章を書く際も英語で書くようにその特性を生かせばSEO対策に効果的だと推測されます。ただし、日本語として不自然であってはいけません。それではユーザーが読みにくく感じてしまいほとんど読まれないコンテンツが生まれてしまいます。大切なことは自然な日本語が前提で英語に寄せた書き方を意識するということです。
日本語は機械には難しい言語
日本語は機械にとって理解することが難しい言語だと言えます。それは、日本語から英語あるいは英語から日本語への翻訳の精度を見ればわかりますね。日本語の理解が難しい要因として、漢字の存在が大きいでしょう。漢字の種類も英語の26種類に比べて遥かに多く、使い方によって読み方が異なるなど文脈を読み理解する必要があります。漢字に加えてひらがなとカタカナもあり複雑さに拍車をかけています。
また、日本の文化も影響していることも要因になっていると言えます。それは、空気を読むあるいは相手の気持ちを読むという文化です。例えば、日本語で「○○さんは賢い。」と言えばそれで文章として成り立っています。しかし、英語圏、あるいは英語では通用しません。英語で「He is clever」と言って会話を終わらすと、相手は必ず「Why do you think he is clever?」(どうして彼が賢いと思うの?)と尋ねられるでしょう。英語では常に論理的である必要があり、話し手が根拠まで伝える必要があるのです。
日本人は賢いという言葉を聞くと、聞き手がどうして彼は賢いのだろうかと考えてくれるのです。あまり思考しなくてもコミュニケーションが成り立ってしまうというわけです。機械にとってこのような文化的な背景や人間の考え方まで理解することは難しいのです。英語には「Readability test」があってその文章がどのぐらい読みやすいのかを数値化できます。これは論理的な文章、機械にとって理解しやすい言語だからこそ成り立つものだと言えます。
論理的な文章を書くことに適していない日本語だからこそ英語の論理性の高さを取り入れた論説文が生まれました。大学入試の定番の論文ですが、小説に比べて言葉の難易度も高いと思います。元々日本語になかった外国語を日本に取り入れていることから読みにくさを感じてしまうのです。このような言語の違いを理解することもSEO対策として有効でしょう。その理由はGoogleが英語圏にある企業だからです。
英語を意識した文章の書き方まとめ
私がWEBメディアで文章を書く際に意識していることをまとめています。特に日本語と英語で大きく異なる部分に焦点を当てています。今後の文章作成に取り入れてみてくださいね。
必ず主語を書く
文章を書く際には主語を書くことを意識してみましょう。日本語は主語を省略することの多い言語です。一方、英語ではほとんどの文章において主語が明示されます。例えば、「よくやった!」という文章は「You did it!」とYouという主語が入ります。もちろん英語でも主語が省略されることはありますが、日本語と比べると圧倒的に少ないです。つまり、WEBライティングでは主語を書くことを意識してみると良いですね。
様々な単語を使う
いわゆる類義語をたくさん使おうということです。日本語ではできる限り同じ単語を使うようにする方が好まれます。類義語を使うと考える必要がありわかりにくいということだと思います。一方、英語では論文を書く際に同じ表現や同じ単語ばかり使用されることは嫌がられます。減点と対象となることさえあります。表現を楽しむことが求められるということです。
つまり、WEBでの文章は英語と同じように様々な表現を意識して書くと良いと思います。そうすれば必然的に色々なワードでの検索にも引っかかることになりますしメリットが大きいです。類義語がわからないなら辞書を活用するなどして表現力を鍛えましょう。
接続詞を使う
文章と文章のつながりを意識した文章を書くようにしましょう。英語が論理的な文章を得意とする理由の一つにこの接続詞が豊富で必ず使用するからです。論文で好まれるのは「Therefore」、「However」、「Hence」などですね。少し堅い印象を与えてくれます。
ちなみに、英語では表面的には同じ意味でもニュアンスが異なるものも多いです。例えば、HoweverとButはほぼ同じ意味ですが逆説の強さが異なります。Butに繋がる文章はその文章全体の論点ともなり得るほどの逆説です。「一般的には○○です。しかし、私は△△だと思います。」という文章の「しかし」はButになります。Howeverが使われることはありません。
このように英語という言語では接続詞が重要な役割を果たします。日本語には同じような概念はありませんが、これまで以上に接続詞を意識した文章を作ってみましょう。そうすれば論理的で理解しやすい文章になるでしょう。Googleのロボットにも理解されやすくなり必然的にSEO対策になるというわけです。
当記事のまとめ
当記事では、日本語と英語という異なる言語的な視点からサイト運営を考える方法についてまとめました。ライティング講座という側面もありますね。このページで伝えたいことは、Googleは英語圏の企業だから英語を意識した文章を書くのも一つのSEO対策になるということです。文章として読みやすくなるメリットもありますのでぜひ活用してくださいね。
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