当ページでは、中古車販売店のホームページ作成例について解説しています。ホームページの新規制作あるいはリニューアルを考えているけど具体的に何をすればいいのかわからないと考えている販売店担当者の方向けのコンテンツです。

お店のホームページにはそれほど力を入れている販売店が少ないように思います。その理由としてはカーセンサーやグーネットなどの大手ポータルサイトの利便性が高く必要性を感じている販売店が少ないからでしょう。長い目で見るとホームページ制作への投資は費用対効果が高くおすすめです。これを機会にぜひホームページ制作に力を入れてくださいね。

外部サービスへの依存をなくすことを考える

ポータルサイトのカーセンサーやグーネットは利用者からしても便利で利用している方も多いサービスです。利用者が多いということで掲載することで問い合わせ数を簡単に増やすことができます。多くの中古車販売店がこれらのサービスに依存しているのが現状だと言えます。しかし、長い目で見れば自社のホームページへ投資する方が費用対効果が高くなります。

もちろんホームページを作ったからといってカーセンサーへの登録をやめるというわけではありません。優れたサービスだからこそ活用するべきでしょう。ポイントは、問い合わせ獲得の手段を分散させるべきだということです。極端な話これらのサービスが終了してしまったら集客が一切行えなくなってしまいます。自社のホームページからの問い合わせ数を増やすことができれば広告費用の削減が行えます。つまり、より安価に車の販売ができて多くのユーザー獲得に繋がる可能性が高まります。

多くの利用者はカーセンサーやグーネットで気になる車をチェックしたら次はお店の評判を調べます。その際にしっかりとしたホームページがあると利用者に安心感を与えることができます。カーセンサーなどで自社ホームページでより多くの写真を掲載しているなどと記載して多くの方にホームページを訪問してもらえるように工夫すると良いですね。

中古車販売店のHP作成の準備

ターゲット層に合わせたWEB戦略を立てる

ホームページ制作を行う上でターゲット層の策定は大切です。節税を考えている経営者・できる限り安価な車を購入したいと考えている若者・セカンドカーの購入を考えている方などが考えられます。当然ターゲットごとに求めるものが異なるはずです。各ターゲット層ごとにどのようなものを求めているのかを考えてそれをWEB戦略に活かします。

例えば、少しでも安い車を購入したいと考えている若者がターゲットならお得情報・キャンペーン情報をたくさん掲載してあげると良いかもしれません。10代・20代車購入サポートキャンペーンなどでドラレコ取り付け無料などの実施も有効かもしれません。他のお店よりワンランク上のサービスを提供してあげると効果的です。

競合のホームページを研究する

競合である中古車販売店のホームページを調べてみましょう。同じエリアで探すというよりは、扱っている車種が似ている販売店をいくつかピックアップして調査することをおすすめします。どのようなWEBデザインなのか、どのようなコンテンツがあるのか、どのように在庫車を紹介しているのかについて確認すると良いですね。貴販売店のホームページ制作に活かせるものが見つかるはずです。

スタッフ・車・お店の写真を用意する

ホームページを制作する上で写真の準備は必須です。特に中古車の販売では重要性が高まります。あらゆる角度から写真を撮影してアップロードしましょう。傷がある場合はその箇所をアップしてあげると信頼性の向上に繋がります。ユーザーはキレイな写真だけを見たいわけではなくて真実を知りたいと考えているのです。傷の画像をアップしている中古車販売店は少ないように思います。

また、外部サービスよりも多くの画像を紹介できれば自社ホームページにユーザーを流しやすくなるでしょう。車以外にもスタッフやお店の雰囲気がわかる写真についても用意しておくと良いですね。余裕があればプロのカメラマンに依頼するのがベストです。写真の質でホームページデザインの質も大きく変わります。もっともそれよりも大事なのはコンテンツ自体と言えます。

中古車販売店のホームページ作成例

中古車販売店のHPに必要なページ一覧

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一般的な中古車販売店で必要となるページをまとめています。一番のコンテンツはやはり在庫車情報となります。利用者の方に興味を持ってもらえるような紹介の仕方をすることが大切です。また、ディーラーの認定中古車と比較される方も多いです。つまり、不安の取り除くためのコンテンツ(アフターサポートなど)の充実も意識するべきでしょう。ディーラーではなく貴販売店を選ぶ理由について完結にまとめてあげるのも親切ですね。

在庫車についての詳しい情報をまとめる

中古車販売店のホームページにおいて最も重要なのがこの在庫車についての情報となります。利用者が販売店のホームページを訪問する理由は気になる車があるからに他なりません。外部サービスを利用されているのであれば外部サービスよりも充実のコンテンツにしてあげると良いでしょう。そのような利用者の方が必要とする車に関する情報を提供してあげることで信頼性の向上に繋がります。実際に来店してもらえる可能性も高くなるはずです。

まずは車の写真についてたくさんアップしてあげましょう。デメリットとなる傷や汚れについても包み隠さずアップロードされることを推奨します。キレイな画像は外部サービスだけで十分です。購入検討中の方が気になるのはデメリットでしょう。

その他オプション情報について詳しく解説すると良いと思います。オプションの種類や価格を追加するとユーザー満足度も向上するはずです。また、前オーナーの方からコメントをもらえるのであればそれを合わせて掲載してあげると良いでしょう。どうして手放すことになったのか、車の良いところや悪いところなどがあると安心できると思います。

お客様の声(ご納車)を紹介する

お客様の声があるとユーザーは貴販売店で購入するイメージが湧きます。おそらくほとんどの中古車販売店でコンテンツとして提供されているはずです。それだけ効果のあるものだと言えるでしょう。できればご購入者の方と一緒に写真を撮影してそれを活用すると効果的です。

写真だけではなくスタッフのコメント付きであることが好ましいです。できる限り長めの文章にしてあげるとより親近感が湧きます。他の中古車販売店が実施しているものより一歩進んだコンテンツを提供することが成功の秘訣です。手間を掛けた分だけ得られるものも多いはずです。

スタッフブログを書く

スタッフブログを書くのも効果的です。ブログがあるとお店の雰囲気を伝えやすくなります。修理・メンテナンス・ドライブレコーダー取り付けなどの実例を掲載するのもおすすめです。ただし、代表者の方以外が対象する場合は注意が必要です。営業(メカニック)+ブログ執筆となるとスタッフの負担も大きくなってしまうため別途手当を支給したり勤務時間を調整したりと対応する必要があります。

納車までの日数や流れを詳しく解説する

契約をしてから納車までに掛かる日数やその流れについて解説すると利用者の方が安心できます。もちろん納車日数は車体ごとに変わってしまうと思いますので、平均このぐらいで納車ができていますと記載してあげると良いと思います。

また、納車に当たってどのような作業をしているのかを具体的に提示することで信頼性アップに繋がります。名義変更に必要な書類などを記載しておくと利用者の方も準備を行いやすくスムーズに納車まで進むでしょう。

アフターサポートについて詳しく解説する

アフターサポートについて気にならない方はいないでしょう。ディーラーの認定中古車ではないのであればなおさらです。どのような保証サービスがあるのか、メンテナンスや故障時の修理に対する考え方はどのようなになっているのかについて詳しく解説してあげると安心感を与えられます。

また、車販売以外にもサービスを提供しているのであれば合わせて紹介しておくと良いでしょう。例えば、車買取(下取り)・任意保険・カスタム・メンテナンス・車検などです。

中古車販売店のホームページ制作のポイント

Youtube動画やSNSで集客経路を増やす

ホームページを作成したらいわゆる検索エンジン(Google)だけに頼らず集客経路を増やしていくことを考えていきましょう。一つの集客方法に頼ってしまうとサービスの終了やシステムの変更などによって集客できなくなってしまうリスクがあるからです。カーセンサー、Youtube、Instagram、Twitter、各種広告など活用できるサービスは豊富です。

特に動画は相性の良いサービスだと思います。試乗動画をアップすれば検討中の方もイメージしやすくなると思います。ただし、いきなり動画制作に注力してしまうとコストと時間が掛かるので、馴染みのあるカーセンサーなどのポータルサイトを中心に少しずつ広げていくのが良いでしょう。

ホームページが重くならないようにする

中古車販売店のホームページは多くの画像を使用することになります。つまり、しっかりと対策をしないとホームページが重くなってしまいます。高品質サーバーの利用、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の利用、画像の圧縮、CSSの最適化などで対策を行いましょう。ホームページが重いとどんなに良いコンテンツを提供していてもユーザーが離脱してしまう原因となります。自社でホームページを運営していくのであれば投資すべきところだと言えます。