当ページでは、行政書士事務所のホームページ作成例について解説しています。どのようにホームページ制作に取り組めばいいのか、これからホームページを作ろうと考えている方やすでにホームページを運営されていてコンテンツ制作に行き詰まってしまった方は必見です。行政書士事務所の代表者の方だけではなくスタッフの方がブログを書くときにも役に立つと思います。

行政書士事務所のHP作成の準備

HP作成を行う前に確認しておくべき基礎知識をまとめています。これらの基本を抑えた上でホームページを作っていけば結果が出やすいと言えます。

事務所の強み・ターゲットを明確にする

一番大事なのは事務所の強み・ターゲットを明確化することです。貴事務所を選ぶ理由は何なのかを訪問者に伝えることは重要です。他の事務所と比較した際に選ばれる理由を考えるべきです。例えば、特定の分野に特化している、お客様からの評価が高い、セミナーを実施している、夜遅くまで営業している、事務所の立地が良いなどが挙げられると思います。こんな事務所だったら利用したいなと思ってもらえるような事務所を作ることを意識しましょう。ない強みを無理矢理アピールするのはNGです。

また、強みに合わせてターゲットを明確にすることも重要です。ある程度具体的なターゲットを作成する方がホームページを作りやすくなると思います。例えば、スタートアップ企業立ち上げをしたいと考えている20代前半の男性の方向けに法人設立サービスを提供したり、高齢のご両親がいる60代の女性向けに遺言書作成サポートを提供したりなどが挙げられます。

どのような方をターゲットにするのかによってホームページのデザイン・色などがある程度決まると思います。堅い印象を与えるホームページなのか、柔らかい印象を与えるホームページなのか色々考えてみてくださいね。すでにホームページを運営されている方なら実際にお問い合わせが合ったお客様から印象をヒアリングしてみるのも効果的です。

同じエリアの行政書士事務所のHPをチェックする

あなたと同じエリアにある行政書士事務所のホームページを確認してみましょう。「行政書士事務所 エリア」、「会社設立 エリア」、「車庫証明代行 エリア」などエリアを含めて検索をすると行政書士事務所が表示されると思います。また、エリアによっては十分な事務所が見つからないこともあります。その場合は士業全般まで広げてみても良いでしょう。

確認すべき項目としては、ホームページ全体のデザイン、グローバルメニューにある項目、サービス内容、ページ数、ブログの有無と内容、代表者情報などです。「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」というツールにURLを入力すればどのようなワードで検索されているのかを把握することができます。つまり、重要な情報をある程度把握できるということです。

ホームページの見た目より中身を重視する

ホームページを作り始めた頃はホームページのデザインを気にしがちです。ホームページで集客をする上で重要なのはデザインではなくコンテンツです。いくらデザインに注力をしてもユーザーが訪れることはありません。良いコンテンツがあって初めてユーザーが訪問してくれるのです。

まずは行政書士事務所として必要なページを作成してください。その後お役に立つ情報を書いていきます。ある程度コンテンツが増えて集客できるようになってからデザインを考えても遅くはありません。注力をする順番を間違えないようにしてください。

行政書士事務所のホームページ作成例

行政書士事務所のホームページ作成例をまとめました。今後ホームページを運営していく上で参考にしていただければ幸いです。

行政書士事務所のHPに必要なページ

gyouseisyosi行政書士事務所のホームページで必要となるページは上記のようなものが挙げられます。これをテンプレートにして適宜必要な情報を追加したり、不要な情報を削除したりしてください。ある程度枠組みが決まっている方が進めやすいと思います。すでにホームページを運営されていてここにあるものがないのであれば追加することを検討しても良いでしょう。

集客に繋がるブログのコンテンツ

ページが完成したら次はブログを書いて集客を行いましょう。イメージとしてはブログに訪問したユーザーを上記のページに遷移させるのが目的です。役に立つ情報を提供して多くの見込み客を確保する必要があります。例えば、「遺言書を残さないデメリット」について記事を書けばユーザーに注目してもらえる可能性が高いです。遺言書作成サービスというページよりも訪問者は増えやすいはずです。

遺言書を残さないデメリットについて訪問者が「遺言書を残さなきゃまずい」と思って貴事務所に問い合わせをしてくれるのが最高のストーリーです。そう簡単にいくものではありませんが、このような記事を書き続ければ貴事務所の信頼性アップにも繋がり相乗効果を見込めます。継続して書き続けてください。半年後、1年後はっきりとした成果が出るでしょう。

依頼のしやすさに繋がる代表者の写真

ホームページに代表者の方の写真があると訪問者の方に安心感を与えることができます。写真がないよりもある方が良いですよね。余裕があれば事務所の写真やスタッフの写真もあるとなお良しです。プロのカメラマンをオフィスに呼んで撮影してもらうと効果的です。

どのような事務所なのかイメージできればホームページ訪問者も依頼のハードルが下がります。士業の中でも行政書士事務所はあまり写真を使っていない方が多いように思います。つまり、写真があるだけで他の事務所と差別化を図れるということになります。

Google検索以外の集客経路を確保しよう

ホームページの運営と合わせて他の集客経路を確保していくことも大切です。Google検索だけに依存してしまうといわゆるGoogleのコアアップデートがあるとアクセスが激減してしまうことがあります。つまり事前にいくつかの集客経路を確保してリスク分散を行うのです。例えば、GoogleマイビジネスやFacebookページは必須だと言えます。行政書士事務所のような士業との相性も良く必ず用意しておきましょう。

また、最近はLINE@が有効です。日本では多くの気軽に相談ができる状態を作り出すことができます。なかなか問い合わせができない方を取り入れられる可能性があります。もちろん事業内容や事務所のカラーなどによって相性があります。いくつかのサービスを実際に使ってみて反応を見ると良いと思います。